2021年10月23日、麻雀最強戦2021の全日本プロ選手権 B卓の試合。南2局、原祐典プロがメンゼンで清老頭(チンロートー)・四暗刻(スーアンコウ)をテンパイ。数順後、ロンあがりで役満『清老頭(チンロートー)』を和了しました。
清老頭はただでさえ出現率が低い役満なのに、メンゼン(ポンやチーをしていない状態)で作り上げたことで、必然と役満「四暗刻(スーアンコウ)」もついてくる「ダブル役満」をテンパイ。
これに実況や解説は大盛り上がりで、とくに実況の日吉辰哉(ひよしたつや)は喉がちぎれそうになるくらいに、叫んでいました。
国士無双ぎみの配牌から清老頭へ
こちらが第1ツモのときの手牌。実況・解説は「チャンタか国士無双ですかね〜」と、まだ清老頭の可能性はまったく感じていませんでした。
6巡目、場が動きはじめる
6巡目にが暗刻になり、ここで少しざわつきます。そして原が切ったを、渡邊がチー。
を切って、カンのテンパイ。は原にういている牌で、テンパイしたら渡邊のあがりになってしまいます。
7巡目にを引いてきます。
日吉「来てる来てる来てる!チンローだー!」
この時、をきると渡邊に放銃です。しかし原が選択したのは、。放銃回避で役満の夢を残します。
そして8巡目
日吉・瀬戸熊(or梶本?)「うわああああああ!」
とりあえずここは切り。しかし手が進んだことで、渡邊のあたりはいのが超危険になったのは、言うまでもありません。しかし、次に奇跡がおこります
渡邊の待ち替えで奇跡が起こる
渡邊がツモってきた牌は。は場にすでに2枚切られていたので、待ちとしてよく見える単騎に替えました。この選択が、のちに清老頭を成立させた大きなターニングポイントだったと思います。
日吉「替わった!替わった!替わった!サンソー助かった!」「原、あるぞ!」
と、もうすでに大騒ぎ笑。そしてむかえる次順
ツモ。
日吉・瀬戸熊・梶本「うわあああああっ!!!!」
日吉「やばすぎる!スーアンコウ、チンロー!やばい!見たことないこんなの!」
実況も解説も大盛り上がり。瀬戸熊が「念のため1萬ですね」と、あがるテンションを必死におさえつつ真面目に解説するも、瀬戸熊もこのとんでもない事態に笑いが止まらない様子。
日吉「瀬戸熊さんやばいよ!伝説見ちゃうかもしれない!」
まさか…渡邊のあがり逃し
前順に、待ちをかえ、を切った渡邊にやってきたのは、ふたたび…
なんと単騎にしていれば、あがっていたという痛恨のあがり逃し。とはいえ、さすがに場況としては単騎のほうが圧倒的によく見えていたので、これも麻雀の神様のいたずらでしょう。
日吉「ああああー!スーソーだったらあがってた!やばい!これはあるパターン!あるパターン!!」
もう、日吉さんの絶叫が止まりません笑。
さらに次順、瀬戸熊が「あれ?ダブル役満あったっけ?」と、ルールの確認をしていると…
をひき、メンゼンで清老頭(チンロートー)・四暗刻(スーアンコウ)のテンパイ!!
日吉・瀬戸熊・梶本「うわあああああっ!!!!」
瀬戸熊「ダブルダブルダブル!www」
日吉「信っじらんない!信っじらんない!信っじらんない!」「9ピン9ソー!あるあるある!」
実況も解説も大興奮!
日吉「ツモがすごいですよ!ずっと有効牌!」
瀬戸熊「麻雀ゲームみたいなツモしてるもんね」
このあと興奮と笑いと絶叫につつまれた実況・解説がしばらく続きます。これがまた聞いてて本当に面白いです笑。見ていた私も笑いが止まりませんでした。
そして数順後
高口(こうぐち)プロから打ち出されたを、ロン。見事、清老頭(チンロートー)を成就させました!
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麻雀最強戦2021概要
本記事の試合概要
- 小宮悠(こみやはるか)/最高位戦日本プロ麻雀協会
- 渡邉浩史郎(わたなべこうしろう)/日本プロ麻雀連盟
- 原佑典(はらゆうすけ)/日本プロ麻雀連盟
- 高口和之(こうぐちかずゆき)/日本プロ麻雀協会
麻雀最強戦2021について
- 男子プロ因縁の血闘
- 女流チャンピオン決戦
- 男子プロ一撃必殺
- 著名人最強決戦
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- 男子プロ歴代王者決戦
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- 女流プロ最強新世代 [記事あり]
- 男子プロ最強新世代
- 男子プロ鋭気集中
- 全日本プロ選手権
- 全国アマチュア最強位決定戦
- ザ・リベンジ
上記15種の各対局の優勝者と、現最強位の多井隆晴の16名が最終トーナメントで戦います。
- ファイナル1stStage
- ファイナル2ndStage
- ファイナル決勝戦
ファイナルは12月11日(土)、12月12日(日)の二日間の予定です。ABEMAで生配信されます。
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