2021年3月14日から開催されている麻雀最強戦2021。12月12日(日)のファイナルで優勝者が決定。麻雀の日本一が決まりました。
2021年最強位「瀬戸熊直樹」誕生!
最終的な結果としては、オーラス2本場。2着目の瀬戸熊直樹プロが、倍満ツモ条件を裏ドラを乗せて見事クリアし、大まくりでトップを取り、2021年最強位となりました。
この最強位誕生まで本当に感動のシーンが多く、リアルタイムで見ていた私も涙がこみあげてくるほどでした。
麻雀最強戦2021の優勝者は瀬戸熊直樹プロ
麻雀最強戦2021ファイナルは以下のような結果となりました。
麻雀最強戦2021ファイナル1st stage
1st stageでは瀬戸熊直樹、宮内こずえ、パタ☆ロッソ、川原舞子、一瀬由梨、醍醐大、岡崎涼太、井出洋介の8名がファイナル2ndへと勝ち残りました。
ここで前最強位の多井隆晴プロや予選で門前チンロートーをあがった原佑典プロ、ベテランの荒正義プロ、優勝候補の1人だった猿川真寿プロなど、強者が敗退。
麻雀最強戦2021ファイナル2st stage
2nd stageは瀬戸熊直樹プロ以外が全員初めてのファイナル進出。対戦カードは以下の通りです。
A卓・・・宮内こずえ、パタ☆ロッソ、醍醐大、岡崎涼太
B卓・・・瀬戸熊直樹、川原舞子、一瀬由梨、井出洋介
※赤文字=勝ち残り
A卓は宮内こずえプロが東1局に親のマンガンを出上がり、続く2本場も2,600オールをツモ上がると、最後まで点数を守りきる。2着には、フリテンをリーチして見事つもり逆転した醍醐大プロ。
B卓は一瀬由梨プロが見事なうち回しで序盤に点数を叩き、後半もしっかり無理をせず点数を守り1着通過。2着には最後の最後まで戦う姿勢をつらぬいた瀬戸熊直樹プロがオーラスにあがり、決勝へと一歩進めました。
麻雀最強戦2021ファイナル決勝の結果 ダイジェスト
決勝戦は宮内こずえ、醍醐大、瀬戸熊直樹、一瀬由梨の4名での対局。
決勝戦は1位を取らないと意味がないので、全員がぶつかり合う展開になりそうかと思いきや、東場は大きな点数の動きはありませんでした。
場が動き出したのが東4局。宮内プロのしかけに対し、瀬戸熊プロがリーチ。そこに瀬戸熊プロの現物であるを醍醐プロが切り、宮内プロに満貫(8,000点)を放銃。
その後[南2局1本場]宮内プロの親番。ドラドラの宮内プロのしかけと、一瀬プロのホンイツがぶつかります。
自力でドラ3になった宮内プロは、すぐに一瀬プロから打ち出された白をポンすることができ、磐石の一向聴の形に。
数順後、一瀬プロがホンイツチートイツをテンパイし、勝負した宣言牌のが宮内の親の満貫に直撃!12,000の放銃に。
このあがりでかなり最強位に近づいたと、実況席は大興奮。
しかし、瀬戸熊プロも黙っていません。南2局2本場、5巡目に切られたをポンして3,900点のテンパイ。醍醐プロから切り出されたでダブ南チャンタを和了。
南3局、瀬戸熊直樹プロの親番。トップ目の宮内こずえプロとしては何がなんでも終わらせたい親番。6巡目に瀬戸熊がリーチをかけるも、なんとか宮内プロが2,600点でかわし、オーラスへ。
オーラスの親番である一瀬由梨プロはあがり続けるのみ。まずは早いリーチを打てた一瀬プロが、2,000オールをツモ上がり。3着目に。
そして迎えた1本場、倍満ツモで優勝となる瀬戸熊プロがドラのをカン!新ドラは。一瀬プロに2枚乗り、トップまで目指せる大チャンス。
11巡目、一瀬由梨プロがリーチドラドラをテンパイし、リーチ。
その数順後、瀬戸熊プロもテンパイし、両者とも–の対決に。
両者、力が入る。
そして追いかけリーチをして2巡後、瀬戸熊が見事をツモ。
裏ドラが1枚でも乗れば優勝。乗らなければ2着でゲームセットとなる緊張の一瞬。祈るように、裏ドラをめくる瀬戸熊プロ。
「4000-8000は4100-8100」
結果、そしてめくった裏ドラにが乗り、倍満条件をクリア。瀬戸熊直樹プロが最強位を手にした瞬間でした。
対局中突然の一瀬由梨プロの涙
事件はオーラスの一瀬由梨プロの親番。解説から「あれ?一瀬さん泣いてる?」と。
カメラが寄ると、一瀬プロが親番中のオーラス、涙をすすりながら打っていました。(実はその前から鼻をすするような音はしていました。)
対局中の突然の涙について、試合後のインタビューで一瀬由梨プロは
「(この決勝戦には)いろんな人の想いがつまってて、それが終わっちゃうと思ったら涙が出てきちゃいました。」
と。
トップ目でほぼ優勝が確定して、あとはこの親を流すだけ!というシチュエーションではなく、自身は9,900点のラス目。まだまだあがり続けて1位をもぎ取らないといけない状況の中で、一瀬由梨プロはふと今自分の置かれている立場に関係なく、感極まってしまったようです。
一瀬由梨プロの心の優しい一面が見れた感動のシーンでした♪
また、試合終了後にツイッターでは
”あの場での一牌一牌のプレッシャーは重すぎた”と言っていました。麻雀牌の音以外、何の音もしない異様な広い空間で、麻雀の日本一を決めるオーラスの親番。その重圧は想像を超えるものだろうと思います。
涙、涙、涙…実況の日吉辰哉さんや司会の小山剛志さんまで
対局終了後、実況の日吉辰哉さんがつい感極まって声を震わせ、涙をぐっとこらえる場面があったあと、スタジオに返したと思ったら司会の小山剛志さんまでもが泣いているという、なんとも感動的なシーンが多くみられました。
麻雀最強戦の偉大さ、最強位というタイトルの素晴らしさが伝わってきた1日となりました。
多井隆晴プロは麻雀最強戦2021ファイナル1st Stageで敗退 連覇ならず
優勝候補の1人とされていた麻雀最強戦2020の優勝者であり最強位の「多井隆晴プロ」。今回の2021では残念ながらファイナルの初日で敗退。最強位の座を他者に譲るという結果となりました。
しかし、決勝戦で多井隆晴プロの分も背負って闘った瀬戸熊直樹プロが優勝、最強位になったことで、多井プロもきっと喜んでいることかと思います。
麻雀最強戦2021の動画配信はどこで見れる?無料視聴は可能?
【麻雀最強戦】を視聴するなら【ABEMAプレミアム】がおすすめ♪
ABEMAプレミアムでは麻雀最強戦の他に、MリーグやRTDなどの麻雀動画が視聴できます!麻雀動画を見るならABEMAプレミアムが断然おすすめです!
[temp id=16]
[affi id=2]
※本記事の画像は全てABEMAから引用したものです。