“ガーシー”こと東谷義和はなぜ当選できた?国外逃亡中のナゼ

2022年に入ってから、芸能界の裏側について歯に衣着せぬ物言いで語る、謎の男“ガーシー”が出現。投稿されるたびにネットニュースの話題をかっさらいました。

そんな影響力を持った“ガーシー”は、7月に行われた参議院選挙にNHK党より出馬して、当選!国会議員・ガーシーとなったかと思いきや、臨時国会を欠席、海外逃亡中と報道されています。

正直、話が次から次へと進みすぎているため理解が追いつかないですよね。

「そもそもなんで当選できたの?」「こんな人が国会議員で大丈夫?」「なんで海外逃亡中なの?」など、様々な疑問を持っている方も多くいるかと思います。

そこで、今回は謎の男“ガーシー”こと東谷義和はなぜ選挙に当選できたのか、はたまた海外逃亡中とはどういうことなのかについて、現状をお伝えいたします。

突如として現れた謎の暴露系YouTuber“ガーシー“とは

本題の前に“ガーシー”という人物について簡単に紹介させていただきます。

 “ガーシー”は、とある超有名俳優の女癖の悪さを暴露する内容の動画で一躍k注目を集めました。動画が投稿された当初、視聴者は内容を裏付ける証拠がないことからエンターテイメント感覚で楽しんでいましたが、芸能人を扱う内容なだけに、わずか数日で100万再生を達成。

この投稿をきっかけに、その後も“ガーシー”によって芸能界の裏話が次々と語られていきます。動画内で悪名高く語られる人物は、女優俳優をはじめ、タレントやアイドル、YouTuber、アーティストにスポーツ選手とさまざまでした。

次々と暴露される証拠と増大する影響力

YouTubeを視聴していると「チャンネル登録者○○万人記念生放送」などといった生配信を見かけたことがあるかと思います。

“ガーシー”も同様に「○○万人達成したら動画の証拠を暴露する」と発言し、登録者数と引き換えに次々と当人同士でしか絶対に知りえない詳細な情報や証拠をLINEなどのメッセージのやり取りや動画、音声、写真付きで流出させていったのです。

こうして暴露系YouTuberとして絶対的な立場を手に入れ、巨大な影響力をものにしていきました。

YouTuber“ガーシー“から国会議員”ガーシー“へ

NHK党より参議院選挙へ出馬して、国外からの「リモート」参戦だったにもかかわらず、見事当選を果たした“ガーシー”こと東谷義和議員。どんな意図あってNKH党からの出馬に至ったのでしょうか。

“ガーシー”の出馬とNHK党の思惑

NHK党の党首である立花孝志氏は、次の2つの理由から“ガーシー”に出馬を打診したと話しています。

  • 今後の政界のダークホースとなりうる
  • グレーな人物を当選させることで選挙の公平性を証明する

また、当選直後に開かれた立花孝志氏と“ガーシー”の会見では、「“ガーシー”個人の影響力を加味すると20~30万票を獲得でき、それにNHK党が持っている約80万票を上乗せすることで、比例代表のボーダーラインである100万票を獲得することができると確信していた」と話しているため、戦略的な出馬であったようです。

国会議員”ガーシー“の国外逃亡の理由とは?

国外逃亡の理由について、“ガーシー”本人は「誤認逮捕を防ぐため」と説明されていますが、なかなか信じがたいです。

というのも、そもそも“ガーシー”が世の中に出てきた理由が、2021年の年末に大物YouTuber・ヒカルが行った「“ガーシー”は過去に詐欺をしていた」という衝撃的な暴露に対する、批判のためだったからです。

この詐欺は「BTS詐欺」とも呼ばれており、具体的には「BTSに会わせてやる」といって女性に近づき、旅行費と称して数十万から数百万を支払わせ、旅行の直前に新型コロナウイルスを理由に返金せずに契約を破棄するといった悪質極まりない内容でした。純粋なファンの心をもてあそぶ最低な行為といえるでしょう。

国会議員”ガーシー“の逃亡先はどこ?

逃亡先についても本人の口からは明言されていません。しかし、一部では

  • 着ていた服がアラビア語であること
  • 生配信などの電波が悪いこと
  • 国外で罪を犯した際、引き渡し協定がないこと
  • 税金か極めて低く、節税ができること

などの理由から「ドバイ」にいるのではないかという情報が濃厚となっています。

また、写真などがないため信憑性には欠けますが、ドバイで“ガーシー”の目撃情報も出てきています。

まとめ

今回は、“ガーシー”こと東谷義和の真実についてご紹介しました。選挙の公平性を証明できたことは大きな収穫だとは思いますが、その代償があまりにも大きすぎるような気がしてなりません。

秋の臨時国会も欠席を予定していることから、帰国や政治への参加は先の話になりそうです。投票の重みに応えていただきたいと、一国民として祈るばかりです。