つんく♂が「日曜日の初耳学」で語った「凡人が天才に勝つためにすべき2つのこと」

8月15日(日)日曜日に放送された「日曜日の初耳学」についてのまとめです。

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「インタビュアー林修 1時間スペシャル企画」として8月15日(日)に放送された「日曜日の初耳学」

今回、林修がインタビューするカリスマは、音楽家&総合エンターテインメントプロデューサー・つんく♂です。

1992年にシャ乱Qのボーカルとしてメジャーデビューをしたつんく♂は、その後、数々のシングルでミリオンセラー連発。

さらに、「モーニング娘。」などの女性アイドルグループを次々とプロデュースし、プロデューサーとしての才能も開花させています。

そんな敏腕プロデューサーと言えるつんく♂の、アマチュア時代からこれまでを振り返り、今まで語られなかった活動秘話や心境を掘り下げていきます。

林修が考えた、つんく♂の本音を引き出すための4つの質問

林修が考えた、つんくの本音を引き出すための質問は、下記の4つです。

  1. 自身を凡人だと感じた強烈な体験
  2. 凡人が天才に勝つためにすべき2つのこと
  3. つんく♂の曲作り
  4. 令和を生き抜く方法

1.自身を”凡人”だと感じた強烈な体験

凡人のイメージ
イメージ

つんく♂はまず、インタビューの中で「自分自身は凡人」と表現し、凡人と感じた強烈な体験を語ってくれています。

なぜ、自分が凡人だと感じたのか?
それは「Mr.Childrenの桜井和寿」「宇多田ヒカル」というふたりのアーティストの存在がきっかけでした。

ミスチル桜井への憧れとジェラシー

1992年、同期デビューのMr.Childrenは、シャ乱Qよりも先にCDがミリオンセラーとなり、さらにはドラマの主題歌の起用とどんどん人気が出ていきます。

当時、つんく♂自身「悔しい」と思いながら、音楽活動をしていました。

しかし、「Mr.Childrenとの差はぜんぜん縮まらなかった」と当時を振り返っています。

そして、つんく♂がMr.Childrenとのエピソードの中で、自身が凡人と痛感した出来事がありました。

プロデュースしたモーニング娘。のベストアルバムがついに100万枚を超えたときのことです。

つんく♂自身もモーニング娘。のミリオンセラーをレコード会社の人と一緒に喜んでいました。

しかし、その横でMr.Childrenが出したベストアルバムは、一瞬(リリース5週目)で300万枚を超えていってしまいます。

「桜井さんは天才で、僕は凡人だ」つんくはそう感じたのでしょう。

つんく♂は対談の中で、Mr. Childrenには「ある種の憧れとジェラシーが入り混じった状態だった」と語っています。

宇多田ヒカルの出現によって誕生した「LOVEマシーン」

そして、つんく♂が自身を凡人だと感じたもう1人のアーティストがいます。

それが宇多田ヒカルです。

初めて歌を聴いた時に「なんだ、これは!?」と思ったそうです。

宇多田ヒカルのような天才が出てきたことにより「同じようなR&B的な音楽で勝負したらあかん」
と、すぐにモーニング娘。の路線を切り替えます。

そしてできた曲が、王道のJ-POP「LOVEマシーン」でした。

当時、モーニング娘。のメンバーが持っている「才」を集め、表現したLOVEマシーンは、モーニング娘。最大のヒット曲となります。

2.凡人が天才に勝つためにすべき2つのこと

「凡人が天才に勝つためにすべき2つのこと」

それは、

  • 数をこなす
  • 好きなことを言語化する

この2つだと、つんく♂は語ります。

数をこなす

つんく♂は、天才の与えられた「才」に勝つには「数をこなす」方法しかないと考えた末、1日一曲作ることを目標にしていたそうです。

また、1曲につき最低2パターンの歌詞を考えるようになったそうですが、「シングルベット」を作ったときは、50パターンの歌詞を考え、そこから歌詞を選別していったそうです。

その努力と苦労の結果、シングルベットはミリオンセラーとなり、大きな成功を納めることができたのです。

「やーめたをやめることが大事」と、締めくくりました。

好きなことを言語化する

凡人が天才に勝つためにすべきこと、もうひとつは「好きなことを言語化する」です。

そして、つんく♂は自分の好きなことの見つけ方について「好きって思った瞬間を紙に書く」方法を紹介しています。

書くことによって自分の気持ちに気づくことができ、その中から未来の自分につながるものが見つかるとのことです。

「凡人が、天才に勝つ方法。」はつんく♂のnoteでも記事公開されています。
>>https://note.tsunku.net/n/n22972c7216d4

3.つんく♂の曲作り「耳キャッチ」

つんく♂の曲作りのポイント、それは「歌詞の中に言われたら納得する一言」を入れるというものです。

「あるあるワード」を音符に乗せるという作詞方法となっています。シングルベッドでいえば、「次の恋でもしてりゃ辛くないのに」の部分です。

また、「耳キャッチ」という技も使っています。

なにか耳に残る、口ずさみたくなるフレーズを歌詞に入れていく方法です。
例えばKANの愛は勝つの「心配ないからね」の部分が、耳キャッチに該当します。

この「耳キャッチ」をつんく♂は、曲作りでもっとも大切にしているとのことです。

4.令和を生き抜く方法

バランス人間のイメージ
バランス人間のイメージ

では、令和の時代、若い人たちはどのように生き抜いていけばいいのでしょうか?

つんく♂は「いろんなジャンルにバランスよく精通している方がいいのではないか」と答えます。

理由は「一芸に抜きん出ていても、バランスの悪い人間は、一瞬チヤホヤされても3年持たないんじゃないか?」

このように考えているからです。

そして、バランス力と同じくらい、つんく♂が重要視しているのは、「音楽や映画、なんでもいいので、自分が夢中になれるものを見つけみよう」ということです。

そして、「その分野で突き抜けられる才能があるかわからないけど、広く浅くでもいいので、やめなさいと言われるまで夢中になれるものを見つけるべき」だと語っています。

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つんくが悔しいと思う相手は?

天才を相手では諦めがつくと話していたつんくに対して林修は「逆に、悔しいと思える人は?」と投げかけたところ

「秋元康」と答えが返ってきました。

常に広いアンテナを張りめぐらせ、努力の量がすごい。常に研究している姿を見るとリスペクトしてしまう。「その手があったか!やられた!」と思うことがある。

と、同じ音楽プロデューサーとしての悔しさを語りました。

また、過去に天才だと思っていた人たちについて、実は天才ではなく「絶え間ない努力と苦労をしてきた結果」だと、考えるようになったとも話しています。

まとめ

今回の初耳学では、つんくが凡人が天才に勝つためにはどうするべきか。これからの令和の時代を生き抜くにはどういう人間であるべきなのか?

を、つんくなりの考えを語ってくれました。

「世に出るには一芸が必要で、生き残るにはバランスが必要。」

バランスを取るというのはなかなか難しいことかと思いますが、一つのものに集中するだけでなく、さまざまな情報を取り入れ、あらゆる知識や経験を身につけたほうがいいのではないか。ということなのだと思いました。

今回の初耳学も、とても勉強になり、心に響く番組でした。

【日曜日の初耳学】を見逃した!無料視聴するならどの配信サービスがおすすめ?

日曜日の初耳学】は残念ながら今のところ視聴できないみたいです…泣

その他番組放送から1週間以内はTverGYAO!などでも見逃し視聴ができるものもあります。

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