ズバリ!Youtubeはなぜ面白い?若者のテレビ離れの真髄とは

 テレビはかつて日本の家庭に欠かせないメディアでしたが、近年では若者のテレビ離れが深刻な問題となっています。一方で、Youtubeなどの動画配信サービスは若者を中心に人気を集めています。では、Youtubeはなぜ面白いのでしょうか?若者のテレビ離れの真髄とは何なのでしょうか?本記事では、Youtubeの魅力と若者のテレビ視聴傾向について、ネット上の情報をもとに分析してみます。

Youtubeの魅力とは

 Youtubeは、世界中の誰でも自分の作った動画を投稿・共有・視聴できる動画配信サービスです。2005年にアメリカで開始され、現在では世界100カ国以上で20億人以上のユーザーに利用されています。Youtubeの魅力としては、以下のような点が挙げられます。

多様で豊富なコンテンツ

 Youtubeには、料理やファッション、コスメなどの身近な話題から、音楽やスポーツ、ゲームなどのエンターテイメント、ニュースや教育、社会問題などの情報まで、さまざまなジャンルの動画があります。自分の興味や好みに合わせて、好きな動画を見つけることが若者の魅力です。また、Youtubeはプロだけでなく、一般人も動画を投稿できるため、収益化のコンテンツとしてチャレンジしやすいのも面白いところなのでしょう。

自由で便利な視聴スタイル

 Youtubeは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどのデバイスで視聴できるため、時間や場所を選ばずに見ることができます。また、Youtubeは動画の再生速度や字幕、画質などを自分で調整できるため、自分に合った視聴スタイルで見ることができます。さらに、Youtubeは動画のコメントや評価、チャットなどを通じて、視聴者同士や動画投稿者とのコミュニケーションができるため、動画を見ながら感想や意見を交換しあえるのも面白い点です。

基本的に無料で見られる

 Youtubeは、基本的に無料で見られるサービスです。一部の有料コンテンツや広告があるものの、それらをスキップしたり、月額料金を払って広告をなくしたりすることもできます。また、Youtubeは動画のダウンロードやオフライン再生も可能なため、インターネットに接続できない場所でも見ることができます。

若者のテレビ離れの真髄とは

 一方で、テレビは若者にとって魅力的なメディアではなくなってきているのが現状です。総務省の統計によると、日本のテレビ平均視聴時間は1990年代以降も増加傾向にありましたが、2000年代中頃にピークを迎え、2010年代以降は減少傾向にあります。特に、10代や20代の視聴時間は年々減少しており、2020年には10代の平均視聴時間は1時間を下回っているようです。若者のテレビ離れの真髄としては、以下のような点が挙げられます。

テレビのコンテンツに興味がない

 若者はテレビのコンテンツに興味がないと感じています。朝日新聞がNHK放送文化研究所のデータをもとにリリースした記事では、10〜20代の約半数がほぼテレビを見ないという実態を「衝撃的データ」として発表しました。その理由として、テレビ番組に興味がない、面白くないという回答が多く見られたようです。また、テレビは放送時間やチャンネルに制限されており、自分の好きなときに好きなものを見ることができません。若者はインターネットやSNSで自分の興味に合った情報や娯楽を得ることができるため、テレビに頼る必要がなくなっています。

テレビの視聴習慣が弱まっている

 テレビはかつて家族や友人と一緒に見ることで、コミュニケーションや共感のきっかけになっていました。しかし、現代ではSNSが普及し、若者はテレビよりもSNSを重視する傾向にあり、自分の好きな人や話題について、リアルタイムに感想や意見を交換しています。また、SNSでは自分の好きな動画や音楽をシェアしたり、推しの活動を応援したりすることができます。このように、SNSは若者にとってテレビ以上にコミュニケーションや娯楽のツールとなっており、テレビを見る必要性や楽しさを感じなくなっているのではないでしょうか。

テレビの信頼性が低い

 若者はテレビの信頼性が低いと感じています。テレビはかつて信頼できる情報源として認識されていましたが、現代ではインターネットやSNSでさまざまな情報を得ることができます。若者はインターネットやSNSで得られる情報を自分で判断したり、比較したりすることが可能です。また、テレビは放送倫理やスポンサーの影響などによって、情報が偏ったり、隠されたりすることがあるという認識があります。このように、テレビは若者にとって信頼できる情報源ではなくなっており、テレビに頼らなくても自分で情報を得ることができると考えています。

まとめ

 Youtubeは、多様で豊富なコンテンツ、自由で便利な視聴スタイル、基本的に無料で見られるという特徴を持っています。これらの魅力によって、Youtubeは若者にとって面白くて楽しいメディアとなっています。一方で、テレビは若者にとって興味がなくて、視聴習慣が弱まって、信頼性が低いメディアと化しました。これらの理由によって、若者のテレビ離れが進んでいるのかもしれません。今後は、Youtubeや他の動画配信サービスがさらに発展し、テレビの代わりになる傾向が高まるでしょう。しかし、テレビもまだまだ捨てたものではなく、新しいコンテンツや視聴方法を開発して、若者のニーズに応えることができるかもしれません。メディアの未来は、若者の選択にかかっています。