夏休みに入り小学生がインターネットで過ごす時間が増えることを懸念し、事前にスクリーンタイムの制限や約束をしている親が増えているかと思います。今回はそんなYouTubeの教育の面でのメリット、デメリットを解説していきます。
メリット
- お手ごろさ
YouTubeでの学習のメリットは何と言っても無料で見ることができる点だと思います。
そのお手ごろさから、少し興味があるだけでなかなか教科書購入、クラスに通うことを躊躇っている科目でも気軽に始められることができます。
- わかりやすさ
教科書を見ているよりも、動画の方がわかりやすい科目もあります。例えば電子工作はその一例で、映像で見た方が細かい作業も詳しくわかり、初心者でも使いやすい電子工作の人気商品Raspberry Pi(ラズパイ)からマニアに向けたバッファICの使い方解説動画など、さまざまなレベルに向けた動画がアップロードされており、教科書ではわからない箇所だけ動画で見る、などの活用ができます。
- 楽しさ
特に子供にとっては教科書とノートを並べての勉強よりも、ゲーム感覚でYouTubeの動画を見て学ぶ方が楽しく感じるかと思います。例えば、英語の勉強法としては、単語帳とともにスペルをひたすら覚えるだけでなく、耳から習得するのが一番の近道であると言われています。英語の学習チャンネルはYouTubeのチャンネルの中でも人気なコンテンツの一つで、気軽に日常的にネイティブの英語を流し、耳から慣れさせることができるのもYouTubeの魅力です。
デメリット
- 広告や他の動画で集中力が途切れる
YouTube上には1つ動画を見るだけでもその中にいくつもの広告が埋め込まれており、また他のおすすめ動画が次々と出てくるため、関係のない動画に気が散り、集中力が切れてしまうという可能性があります。なので、YouTubeだけで長時間学習するのではなく、スキマ時間にわからない箇所だけ解説を見る、動いている映像で勉強したい箇所のみYouTubeに頼るなどの工夫をする必要があります。
- 情報の選別が必要
YouTubeは誰もが簡単に投稿できるプラットフォームであることから、その情報の全てが正しいわけではないことを意識しておきましょう。特に小さいお子様がいる家庭は、タイトルやサムネイルだけで判断するのではなく、事前にどういった動画であるか、その内容は正しいのか精査してから見せてあげる方が良いかもしれません。