無期限活動休止のガクト「発声障害」どんな病気?あの有名歌手やあの方も!

歌手のGACKT(ガクト)さんが、重度の発声障害により、無期限活動休止するというニュースが出ました。

世間では「コロナウイルスに感染したのでは?」「うさんくさい」「病気と偽ってるだけ」などという心ない憶測やアンチの意見が飛び交っていたりもしますが、真相はどうなのでしょうか?

また、重度の発声障害とはどのようなものか。過去に発声障害を起こした歌手や芸能人はいるのか?などを、まとめていきます。

ガクトが発症した「発声障害」とはどんな病気?

医療検索サイトの「Medical Note」によると

機能性発声障害の種類としては様々なものはあるのですが、代表的なものとして“心因性失声症”、“音声衰弱症”、“変声障害”、“仮声帯発声”の4つがあげられます。

https://medicalnote.jp/contents/150611-000001-PLJRER

とされています。

その他に、けいれん性発声障害というのもありました。今回のガクトさんの症状がどれにあたるかは言及されていませんが、主に「ストレスが原因であることが多い」ようです。

思うように声が出せなくなる、声がかすれる、声を出すのがつらいといった症状があるようです。

演歌歌手の伍代夏子さんは、過去にけいれん性発声障害をわずらっています。そして現在バンド活動中のLINDBERGのボーカル、渡瀬マキさんも機能性発声障害を乗り越えていたことがわかりました。

ガクトだけじゃない!過去に発声障害をわずらっていた、LINDBERGのボーカル渡瀬マキ

2018年4月11日、LINDBERGのボーカル、渡瀬マキさんが「機能性発声障害」であることを公式で発表しています。

いつも LINDBERG を応援頂きまして、誠にありがとうございます。
ボーカルであります渡瀬マキですが、かねてより体調不良を訴えており、
医師の診察を重ねた結果「機能性発声障害」との診断をされました。

https://www.flight-lindberg.com/news/index.html

そして、本人からのメッセージでは

段々と身体が弱っていき、いつも苦しくて、何も楽しめなくなってしまい、
眠れない食べれない頭痛、吐き気の日々が続きました。

何気無い会話も苦痛になってしまいました。
その後も喋ろうとすればするほど声が出ない事が続き、
色んな病院で色んな診察をうけて「機能性発声障害」と診断されました。

何気ない会話も苦痛になるほどの病気、発声障害。怖いですね。

発声障害と診断された前年の2017年から体調を崩していたそうです。

発声障害の診断から2年後に復活

このまま歌えずに引退か?と思いきや、2020年3月に新曲リリース。無事復活。

2021年にはLINDBERG 30th Anniversary Tour 『 NO LIND, NO LIFE ? 』ツアーや、ライブ配信など、現在はバンド活動が再開されているようです。

他にもまだいる!過去に発声障害になった芸能人、歌手

  • 鬼龍院翔さん/ゴールデンボンバー
  • 山村隆太さん/flumpool
  • 宮本佳林さん/Juice=Juice
  • 小渕健太郎さん/コブクロ
  • aikoさん/歌手
  • 森友嵐士さん/T-BOLAN
  • 青木美保さん/演歌歌手
  • 代永翼さん/声優
  • 新田恵海さん/声優
  • 内田彩さん/声優
  • 高橋真麻さん/フリーアナウンサー
  • 西田隆人さん/アナウンサー
  • 川崎麻世さん/俳優
  • 山口もえさん/タレント

意外と多くの歌手や芸能人が、発声障害を経験していました。そして最も驚いたことに

上皇后美智子さまも平成5年(1993年)10月に、報道などによる強いストレスで、心因性発生障害での「失声症」と診断されていました。

声が出なくなるほどのストレスは、相当なものなのだろうと思います。

ガクトの活動再開はいつ?

今回無期限活動休止と発表したガクトさんですが、果たして活動再開はあるのでしょうか?

これまでの過去の発声障害を経験してきたアーティストを例に見ると、活動再開はできそうですよね。

しかしガクトさんの場合は、幼少からの神経系疾患がきっかけで、一時は命にも関わる状態に陥り、重度の発声障害を併発したそうですから、単純な発声障害ではなさそうです。

活動再開に向けてマレーシアで治療に専念するようですが、無事おおやけの場に戻って来られる日はおとずれるのでしょうか。

声が出ない「つんく♂」とは違う病気?

つんくさんと、ガクトさんの病気は違うの?と思った人もいるかもしれません。

元シャ乱Qのボーカル、現「総合エンターテインメントプロデューサー」のつんく♂は2014年10月に、喉頭(こうとう)がんの手術の際、声帯を摘出。声を失うこととなりました。

現在はパソコンへの文字打ちや、筆談で会話をしています。

つんくさんは「喉頭がんでの声帯摘出」で、ガクトさんの病気はガンではなく、治療法も手術などの外科的治療法ではありませんので、声が全く出なくなるといったことには、ならないと思います。

とはいえ、活動休止せざるをえないほどの病気ですから、1日でも早く治療から帰ってきて、また格付け番組や映画、歌手として戻ってきてほしいですよね。